これはすごいよ・・・! |
2006/12/30 (土) カテゴリー/おでかけ
そして気温も急激に下がり、昼間はマイナス5度くらいでした・・・。
今朝は霧が凍り木々の枝が真っ白になって雪が降ったようになっていましたが、日が高くなるにつれてだんだんと霧が晴れ、気温も上がってきたので、フランスが世界に誇る世界遺産を訪ねてみました。
フランスの南部にはローマ帝国時代の遺跡が数多く残されており、世界遺産に登録されている遺跡も多々あります。
今日訪れたのは、その中でも大きい遺跡だと思われる「Pont du Gard」(ポン・デュ・ガール)です。
この橋を見たことがあるという方はたくさんいらっしゃると思います。(有名です。)
この橋はただの橋ではなく、ローマ帝国時代の人々の欠かせない生活用水を運ぶ水路として使われていました。
ユゼスの水源からニームまで水を運ぶために作られた水路の中では一番良好な状態で保存されている遺跡です。
橋の下を流れるガルドン川を越えるために水路を通る水は、なんと地上48mのところを通過していたそうです。
今日では、この水路の一部だけが遺跡として残っており、こうして世界中の人が訪れる世界遺産として公開されているそうです。
見る角度によって様々な表情を見せてくれる橋に感動しました・・・。
実はここも数年前に訪れたことがありましたが、その時は夏真っ盛りの非常に暑い日で、観光するどころではなくちょっと見て写真を何枚か撮っただけで早々に帰ってきてしまったので、機会があったらぜひまた行ってみたいと思っていたのが実現しました。
水鏡に映る橋をもっとちゃんと撮影したかったんですけど、川の水かさは相当深いようで、心配症のダンナさんは私が川に近づくと大声で「川の側に行っちゃダメー!!!」と叫ぶのでこれが私の近づける最高の位置からの撮影です・・・(笑)
ダンナさんがまだ10代だった頃に訪れた時は橋の上の部分も一般公開されていたようですが、 今は完全に封鎖されており中に入ることはできません。
入口までは歩いて登っていけますが、入口にはしっかり鉄格子がはめられてしまっています・・・。
橋の下から見上げると高さに圧倒されます・・・。
以前にご紹介した「ヴェゾン・ラ・ロメーヌ」の遺跡でも古代ローマ人の技術の高さを感じましたが、この橋を見ると本当にローマ人の才能を感じます・・・。
紀元38年頃に着工し52年に終了した工事に参加した労働者の数は1000人を超え、使われた石は5万トンを超えるそうです。
プロヴァンスへ旅行を計画されている方がいらっしゃいましたら、ぜひここを訪れてみてください。
きっと満足できると思います!
余談・・・。
ポン・デュ・ガールへ行く途中の道で思わず撮った車窓からの風景。
フランスの古い映画の中などでよく出てくるようなプラタナスの並木道です。あまりにも素敵だったので撮ってみました。
ただ、最近は車の通行量も増え、道の両端にこのようにプラタナスが植えてある道路での交通事故が多発しているため、道端のプラタナスを伐採する方向で話を進めているようです。
こんな美しい風景がこの先何年かで見られなくなる可能性が高いようで非常に残念な話です・・・。
ダンナさんが言うには、日本の方には車が右側を走っていることも面白いって思ってもらえるんじゃない?と言ってわざと左車線にすれ違う車を写せとシャッターチャンスを狙っていました・・・(笑)
不思議ですか・・・?(笑)
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